腕相撲の歴史とルールとは?【四十八手】の技(奥義)も紹介!

腕相撲とは?

学生時代に誰しも一度は、クラスの友達や家族(兄弟)達と、力比べで「腕相撲」をやったことがあるのではないでしょうか?

しかし、このような「腕相撲」には、一体誰が決めたのか共通する”暗黙のルール”がいくつか存在しています。

  • レディーゴー!の合図まで力を入れてはいけない
  • 肘を動かしてはいけない
  • 手首を曲げてはいけない

等々。

昔から親しまれているこの腕相撲と呼ばれるものは、実際には腕相撲ではないのです。

  • 体の大きい方が勝つ
  • 力が強い方が勝つ
  • 腕が太い方が勝つ

と言った単なる力比べ「腕倒し」なのです。

日本腕相撲協会

知っている人は少ないかもしれませんが、腕相撲には『日本腕相撲協会』と呼ばれる組織があります。

腕相撲にはきちんとしたルールや技などがあり、それらは当然ながらアームレスリングとは全く異なるものです。

アームレスリングの強者が、腕相撲ルールでは勝てない(当然逆もしかり)と言ったことも実際にあるようです。

日本腕相撲協会は昭和3年に「横浜腕の会」として発足され、創設者は「山本哲」氏。

現会長は「山本哲也」氏で、発足から90年以上経つ現在でも、練習・活動・イベント等が行われています。

腕相撲のルール

以下は日本腕相撲協会が定める「腕相撲のルール」です。

  • 土俵(腕相撲台)から出たり、浮かない限りは、肘を自由に動かすことが出来る。
  • 手の甲が土俵の面に付くまで勝敗は決まらない。
  • 「四十八手」に及ぶ、様々な技が使える。

2番目のルールがあることにより、最後まで力を出し切ることが可能であり、負けている状態でも挽回する事が出来る。

これらのルール・技により、単に力が「強い方が勝つ」と言った腕倒しではなく、試合運びや技を効果的に使う事により、自分よりも力が強い、大きな相手にも勝つことも出来る、まさに「相撲」なのです。

腕相撲の奥義一覧

以下が日本腕相撲協会が定める技(奥義)、全:四十八手になります。

  1. 棒崩し ※棒倒し
  2. 巻き崩し ※巻き伸ばし
  3. 棒引き崩し
  4. 巻き込み引き崩し
  5. おいかぶせ引き崩し
  6. 指ほどき引き崩し
  7. 直線引きつぶし
  8. 指攻め引きつぶし
  9. 手首吊り崩し
  10. 寄りかぶせ吊り
  11. 寄り身指吊り崩し
  12. 寄り身平手吊り崩し
  13. 肩抑さえ崩し
  14. 支え吊り込み返し
  15. 受け流し崩し ※くれ手
  16. すくい倒し
  17. 誘い四方大廻し ※大廻し
  18. 捨て身煽り崩し
  19. 瞬発手首返し ※燕返し
  20. 肩抑さえ
  21. 平抑さえ
  22. 押し手抑さえ
  23. 逆手抑さえ
  24. 立ち抑さえ ※磐石の構え
  25. 不動固め
  26. 十字固め
  27. かつぎ起こし
  28. 巻き起こし ※一寸引き
  29. 突き引き起こし
  30. 突き出し小手返し
  31. 平極め
  32. ねじりほどき極め
  33. 引き落し極め
  34. 巻きほどき極め
  35. 引きつぶし極め
  36. 引きひねり極め
  37. もみ極め
  38. 九十度回転極め
  39. 煽り極め ※神田地獄
  40. 瞬発たたき極め
  41. かかえ伸ばし極め
  42. 体引きほどき極め
  43. 瞬発出鼻極め
  44. 三所攻め
  45. 突き出し
  46. 逆手突き出し
  47. 人の字受け
  48. 一丁半

また、これらの技は大まかに以下の「8種類」に分けられています。

  • 1~14:『崩し技』
  • 15~19:『誘い技』
  • 20~26:『抑え込み技』
  • 27~30:『起こし技』
  • 31~44:『極め手技』
  • 45~46:『出し技』
  • 47:『中間技』
  • 48:『特殊技』